東アジアにおける二段階キャッチアップ工業化 中国電子産業の発展
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-88125-212-3 C3033
奥付の初版発行年月:2009年01月 / 発売日:2009年01月下旬
後発国のキャッチアップ工業化論を軸に、その実態を明らかにし、適応するイノベーション戦略を明示する。また中国電子産業のプロセスを中心に検証して、後発国の産業発展モデルの必要性と新たな動きを探る。
湯 進(タン ジン(Tang Jin))
1976年 中国安徽省生まれ 専修大学大学院経済学研究科博士後期課程修了(経済学博士)。
[現職]みずほ銀行国際営業部,専修大学社会知性開発研究センター客員研究員
専修大学社会知性開発研究センター助手,専修大学社会科学研究所所員を経て2008年より現職。
[専攻]アジア経済論,中国産業経済論。
[主な著作]「挑戦する中国中部地域の経済―安徽の経済勃興」『中国経済』No. 499日本貿易振興機構,2007。「キャッチアップと産業発展―中国電子産業の成長分析」『社会科学年報』専修大学社会科学研究所,公人社,2007。「中国模具工業如何進行昇級和赶超日本」『模具製造』深圳市生産力中心,2007年第三期。
目次
はじめに
序 章
第Ⅰ部 「二段階キャッチアップ工業化」―新パラダイムの提唱
第1章 後発国工業化の理論的フレームワーク
第2章 産業集積,イノベーションと後発国のキャッチアップ工業化
第Ⅱ部 東アジアにおける二段階キャッチアップ工業化
第3章 東アジア電子産業のキャッチアップ
第4章 急成長する中国電子産業―第1次キャッチアップ
第5章 企業の所有構造、人的資源管理、コア技術
―第2次キャッチアップに向けての条件
第6章 第2次キャッチアップの準備段階へ移行する中国電子産業
―中国液晶産業の成長
第7章 第2次キャッチアップに向けて
―イノベーションシステムの構築と技術型中小企業の育成
終章 「二段階キャッチアップ工業化」と中国の産業発展―結びにかえて