続・漱石 漱石作品のパロディと続編
関 恵実:著
A5判 238ページ 上製
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-88125-243-7 C3095
奥付の初版発行年月:2010年02月 / 発売日:2010年02月下旬
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-88125-243-7 C3095
奥付の初版発行年月:2010年02月 / 発売日:2010年02月下旬
内容紹介
『吾輩は猫である』など夏目漱石の著名な三作品を基に、その続編として書かれた六作品を対象にして、真面目なパロディにおける原典との関係性を検証している。
著者プロフィール
関 恵実(セキ メグミ)
1978年 群馬県生まれ
1999年 実践女子大学(文学部国文学科)卒業
2003年 群馬県立女子大学大学院修士課程(文学研究科日本語日本文学専攻)修了
2009年 専修大学大学院博士課程(文学研究科日本語日本文学専攻)修了 博士(文学)
目次
第一章 序論
一、パロディの定義と日本文学における概念
二、近現代の続編と作品結末の終結感
第二章 吾輩は猫である
一節 三四郎『それからの漱石の猫』
二節 内田百閒『贋作吾輩は猫である』
三節 奥泉光『「吾輩は猫である」殺人事件』
第三章 虞美人草
一節 三四郎『虞美人草後篇』
第四章 明暗
一節 田中文子『夏目漱石「明暗」蛇尾の章』
二節 水村美苗『続明暗』
第五章 結論
一、続編における終結と接続
二、真面目なパロディとしての続編の意義