大学出版部協会

 

未来の教師におくる特別活動論

未来の教師におくる特別活動論

A5判 256ページ 並製
価格:2,200円 (消費税:200円)
ISBN978-4-901631-99-0 C3037
奥付の初版発行年月:2011年04月 / 発売日:2011年03月下旬

内容紹介

およそ60年ぶりの教育基本法の改正を受けた最新の学習指導要領では、「ゆとり教育」見直しの方針が明らかとなった。この流れのなか、教育課程において、他者との関係づくり、進路の選択、心身の健康、ボランティア活動など、教科とは異なる領域を担う「特別活動」に、いま何が期待されているのか。『新学習指導要領の項目にそって、丹念に考察する。
未来の教師におくる特別活動論』(2011年・弊社刊)の新版。


目次

はじめに  
第1章 「特別活動」とは何か  
第一節 教育課程上の位置づけ──学校教育法施行規則より
第二節 特別活動の目標
第三節 変遷(戦前)──教科外活動の概要
第四節 変遷(戦後)──「自由研究」から「特別活動」まで

第2章 学級活動・ホームルーム活動(1)──学級(ホームルーム)や学校の生活づくり  
第一節 「学級」「クラス」「ホームルーム」の違い
第二節 学級活動・ホームルーム活動の目標及び内容
第三節 学級や学校における生活上の諸問題の解決(中学校)・ホームルームや学校における
生活上の諸問題の解決(高等学校)
第四節 学級内の組織づくりや仕事の分担処理(中学校)・ホームルーム内の組織づくりと
自主的な活動(高等学校)
第五節 学校における多様な集団の生活の向上(中学校・高等学校)

第3章 学級活動・ホームルーム活動(2)──適応と成長及び健康安全  
第一節 思春期の不安や悩みとその解決(中学校)・青年期の悩みや課題とその解決(高等学校)
第二節 自己及び他者の個性の理解と尊重(中学校・高等学校)
第三節 社会の一員としての自覚と責任(中学校)・社会生活における役割の自覚と自己責任(高等学校)
第四節 男女相互の理解と協力(中学校・高等学校)
第五節 望ましい人間関係の確立(中学校)・コミュニケーション能力の育成と人間関係の確立(高等学校)
第六節 ボランティア活動の意義の理解と参加(中学校)・ボランティア活動の意義の理解と参画(高等学校)
第七節 心身ともに健康で安全な生活態度や習慣の形成(中学校)・心身の健康と健全な生活態度や
規律ある習慣の確立(高等学校)
第八節 性的な発達への適応(中学校)
第九節 食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣の形成(中学校)
第一〇節 国際理解と国際交流(高等学校)
第一一節 生命の尊重と安全な生活態度や規律ある習慣の確立(高等学校)

第4章 学級活動・ホームルーム活動(3)──学業と進路  
第一節 学ぶことと働くことの意義の理解(中学校・高等学校)
第二節 自主的な学習態度の形成と学校図書館の利用(中学校)・主体的な学習態度の確立と
学校図書館の利用(高等学校)
第三節 進路適性の吟味と進路情報の活用(中学校)・進路適性の理解と進路情報の活用(高等学校)
第四節 望ましい勤労観・職業観の形成(中学校)・望ましい勤労観・職業観の確立(高等学校)
第五節 主体的な進路の選択と将来設計(中学校)・主体的な進路の選択決定と将来設計(高等学校)
第六節 教科・科目の適切な選択(高等学校)

第5章 生徒会活動  
第一節 生徒会活動の目標
第二節 生徒会の計画や運営(中学校・高等学校)
第三節 異年齢集団による交流(中学校・高等学校)
第四節 生徒の諸活動についての連絡調整(中学校・高等学校)
第五節 学校行事への協力(中学校・高等学校)
第六節 ボランティア活動などの社会参加(中学校)・ボランティア活動などの社会参画(高等学校)

第6章 学校行事  
第一節 学校行事の目標
第二節 儀式的行事(中学校・高等学校)
第三節 文化的行事(中学校・高等学校)
第四節 健康安全・体育的行事(中学校・高等学校)
第五節 旅行・集団宿泊的行事(中学校・高等学校)
第六節 勤労生産・奉仕的行事(中学校・高等学校)

第7章 クラブ活動と部活動  
第一節 教育課程外活動としての部活動
第二節 クラブ活動と部活動の変遷
第三節 クラブ活動の目標及び内容
第四節 部活動の事故と諸問題

第8章 諸外国の教科外活動  
第一節 フランス
第二節 ドイツ
第三節 イギリス
第四節 諸外国と日本との差異

終章  

資料 学習指導要領における特別活動の変遷

関連書

特別活動論(2002年刊行)

関連リンク

特別活動論


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。