ようこそ、フランス料理の街へ。
丸谷 馨:著
四六判 256ページ 並製
価格:1,540円 (消費税:140円)
ISBN978-4-902774-05-4(4-902774-05-4) C0039
奥付の初版発行年月:2005年07月
価格:1,540円 (消費税:140円)
ISBN978-4-902774-05-4(4-902774-05-4) C0039
奥付の初版発行年月:2005年07月
内容紹介
洋館とフランス料理の街ひろさき──。通年観光をアピールし、ハードとソフトを見事にコラボレートしたユニークなキャンペーンを展開する青森県弘前市。「日本一の桜」で有名な城下町のたたずまいを残しながらも、明治以降に建てられた洋館が点在し、まるで港町のようなハイカラな雰囲気が漂う。戦前は仙台に次ぐ東北の要衝、軍都として栄え、戦後は弘前大学を中心とした学都を標榜。弘前は、つねに外からやって来た人々と文化を積極的に取り入れることにより、みずみずしい精神文化を育んできた。その一端として、人口比の割に多い洋食、洋菓子店に着目。外食産業という身近な庶民史を描き、『東奥日報』連載時から大きな反響を呼んだ。単行本化に際しては全篇を再編集し、日本有数のワイン醸造所の記録などを加筆。「軍都」から「学都」へ、そして新たなる「観都」をめざす現代の人々の動きを織り交ぜて、特異な歴史風土の源泉をたどったノンフィクションである。