地域振興と整備新幹線 「はやて」の軌跡と課題
櫛引 素夫:著
B5判 136ページ 並製
価格:1,100円 (消費税:100円)
ISBN978-4-902774-24-5 C0065
奥付の初版発行年月:2007年05月
価格:1,100円 (消費税:100円)
ISBN978-4-902774-24-5 C0065
奥付の初版発行年月:2007年05月
内容紹介
構想誕生から30年余、「整備新幹線」は東北や北海道、北陸、九州で「地域振興の切り札」として期待を集めてきた。長い停滞を挟みながらも、1997年に長野市、2002年に青森県八戸市、2004年に鹿児島市へ到達し、今も各地で建設が進んでいる。2010年度には東北新幹線が全線開通・新青森開業を迎える。開業に至った地域では、観光面などの効果が広がる一方で、建設費負担や並行する在来線のJRグループからの経営分離といった問題が顕在化している。国の財政が窮迫する中、「無駄な公共事業」という批判も根強い。整備新幹線構想の特徴と問題点は何か。開業は沿線にどんな影響をもたらしたか。また、建設の意義と活用法をどうとらえ直すべきか。東北新幹線・盛岡以北の建設過程と八戸開業後の変化を主な題材に、幅広い視点からアプローチを試みたのが本書である。