弘大ブックレットNo.9
里の自然学 ~津軽の人と自然と~
竹内 健悟:著
A5判 92ページ 並製
価格:838円 (消費税:76円)
ISBN978-4-902774-83-2 C1045
奥付の初版発行年月:2012年03月
価格:838円 (消費税:76円)
ISBN978-4-902774-83-2 C1045
奥付の初版発行年月:2012年03月
内容紹介
多くの人が注目する美しい自然や貴重な生きものと違って、身近な自然や生きものについては意外にも資料や記録が少ないものである。本書は、津軽地方の里の自然、つまり人の手が入る身近な自然について解説したもので、鳥類の調査を主とした約30年にわたるフィールドワークに基づいている。内容としては、生物多様性の解説に始まり、鳥類やその生息場所となっている水辺環境の実態や移り変わり、白神山地の保護から世界遺産登録までの概要と課題、後半では岩木川の自然、とりわけヨシ原の現状について最新の研究成果を伝えており、生物学的な自然の解説だけではなく、環境社会学の見地から人と自然の関わりについて考察していることも特徴である。自然愛好家には資料として、初心者には郷土の自然を知るガイド・入門書として、教育関係者には地域教材として活用できる内容になっている。