<増補版> 危険ドラッグ大全
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-903281-52-0 C0036
奥付の初版発行年月:2021年12月 / 発売日:2021年12月上旬
危険ドラッグはなぜ生まれたのか? 危険ドラッグは脳にどう作用するのか? 危険ドラッグはなぜやめられないのか…? 薬学部の教授である薬の専門家が、危険ドラッグのすべてを、豊富な図版を使ってわかりやすく解説する(2016年に出版された『危険ドラッグ大全』の増補版)。
「危険ドラッグに手を出して事件を起こした犯罪者たちは、薬に対してひどく無知である。これ以上、危険ドラッグによって、私たちが脅かされないためには、『すべての人が正しい知識を身に着けることが絶対に必要だ』と確信し、本書を執筆することにした」(「はじめに」より)
阿部和穂(アベカズホ)
1963 年愛媛県今治市生まれ。東京大学薬学部卒業後、東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。東京大学薬学部助手、米国カリフォルニア州ソーク研究所博士研究員、星薬科大学講師を経て、武蔵野大学薬学部教授。薬学博士。専門は脳と薬。著書に『大麻大全』『認知症いま本当に知りたいこと101』『認知症もっと知りたいこと99』『薬名【語源】事典』(すべて武蔵野大学出版会)など。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
<第1章>
危険ドラッグの何がいけないのか
1)薬物乱用と依存
2)危険ドラッグの何がいけないのか
<第2章>
危険ドラッグはなぜ生まれたのか
1)危険ドラッグの歴史1(ダウナー系)
2)危険ドラッグの歴史2(アッパー系)
3)危険ドラッグの歴史3(サイケデリック系)
<第3章>
危険ドラッグの脳への作用
1)人間の脳の特徴
2)ドラッグと脳
<第4章>
どうしてドラッグをやめられないのか
1)薬物依存
2)薬物以外の依存症
<第5章>
危険ドラッグと法
1)危険ドラッグと日常生活
2)危険ドラッグと法令
<第6章>
危険ドラッグの対策
1)危険ドラッグの対策
2)危険ドラッグ教育
<第7章>
危険ドラッグのいま
1)近年の危険ドラッグの動向
2)米国のオピオイド禍と日本の未来
<コラム>