ソクラテスからの質問 「価値は人それぞれ」でいいのか
根無 一信:著
A5判 186ページ
価格:1,760円 (消費税:160円)
ISBN978-4-908523-37-3 C1010
奥付の初版発行年月:2022年08月 / 発売日:2022年08月下旬
価格:1,760円 (消費税:160円)
ISBN978-4-908523-37-3 C1010
奥付の初版発行年月:2022年08月 / 発売日:2022年08月下旬
内容紹介
「生きるための航海に出よう」初めて哲学を学ぶ人のための画期的な入門書。すべての人間を感動させる歌はあるのか、美味しいものが美味しいのはなぜ?……わかりやすい問いかけから始まり、次々に「常識」がくつがえされていく。〈人それぞれ〉の〈相対主義〉でジェノサイドや殺人、戦争が防げるか……。ものごとの真の原因、真の理由を追求し続け、「よりよく生きること」を求め続けた、古代ギリシャのソクラテスからの呼びかけに、我々は今こそ向き合いたい。新進気鋭の人気哲学研究者が書き下ろす、楽しく読める〈生きるための〉哲学。長い船旅がここに始まる。「ネム船長の哲学航海記」全3部作の第一弾。
著者プロフィール
根無 一信(ネム カズノブ)
1979年生まれ。2013年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。2011年、International doctoral school for Leibniz researchers 第1回日本代表。2013年、日本哲学会若手研究者奨励賞受賞。博士(人間・環境学)。現在、名古屋外国語大学、関西国際大学、大阪教育大学、日本経済大学非常勤講師。
著作に、「必然性と自由の問題――ライプニッツと共に考える」(松本啓二朗・戸田剛文 編『哲学するのになぜ哲学史を学ぶのか』京都大学学術出版会、2012年)などがある。
また、『ライプニッツ著作集 第II期』(工作舎)の翻訳にも携わる。
目次
まえがき
第1 章 「みんなちがってみんないい」でいい?
第2 章 人間は万物の尺度である
第3 章 哲学とは何か
第4 章 知恵は成功である
第5 章 吟味の無い生活は人間の生活ではない
第6 章 美味しいものが美味しいのはなぜか
読書ガイド
あとがき