企業間関係の構造 企業集団・系列・商社
島田克美:著
A5判
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-947553-50-8 C3034
奥付の初版発行年月:2010年03月 / 発売日:2010年03月上旬
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-947553-50-8 C3034
奥付の初版発行年月:2010年03月 / 発売日:2010年03月上旬
内容紹介
失われた日本経済の20年、企業システムをめぐる議論は混迷を続けた。その中で本書は時流に流されずに企業間関係の論理を探り内実を分析している。企業集団においては独立企業をベースにした行動の相互性と集団性、系列においては企業の地位の上下に基づくパワー関係、商社においては商権形成行動とネットワーク総合戦略、これらこそ決定的に重要である。企業を、ともすれば市場の中のバラバラの組織と捉えがちな議論の空白を埋める注目の一書。
著者プロフィール
島田克美(シマダカツミ)
1926年 石川県生まれ
1947年 東京大学法学部卒業
人事院、公正取引委員会、経済企画庁、ジェトロ、住友商事、京都学園大学を経て
1989~1999年 流通経済大学教授
1992年 博士(商学、大阪市立大学)
目次
第1部 日本の企業間関係
第1章 企業集団論の展開
第2章 顧客関係へのアプローチ
第3章 産業ネットワーク論とその射程
第4章 系列の類型と功罪-企業集団に関連して-
第5章 制度・慣行問題と系列論
第6章 系列とフランチャイズ・システム-企業間関係と経済的パワーの役割-
第7章 「持ち合い解消」課程の法人資本主義
第2部 総合商社論
第8章 商社の本質
第9章 総合商社の株式所有
第10章 総合商社の取引関係と組織構造-企業集団と持ち株会社に関連して-
第11章 商社における投資依存の実態
第12章 総合商社の経営改革と戦略思想の分化
第13章 フードシステムのインテグレーターとしての総合商社