会いたい気持ちが動かすファンツーリズム 韓流ブームが示唆したもの 嵐ファンに教わったこと
価格:1,045円 (消費税:95円)
ISBN978-4-947553-86-7 C0226
奥付の初版発行年月:2020年05月 / 発売日:2020年05月下旬
「コンテンツツーリズム」や「聖地巡礼」という言葉を聞いたことがありますか。「人」をコンテンツとする観光形態である「ファンツーリズム」も注目されています。これらは新しい現象、いまどきのブームのように言われることもありますが、そもそも観光は、時代とともにその形を変え、古くからその時代ごとの「コンテンツ」を対象の一つとしてきました。コンテンツツーリズムやファンツーリズムは、観光の本質としては変わらないものです。では何がこれまでと違うのでしょうか。
憧れの俳優、応援するアイドルのコンサートやイベントに参加するために移動するファンツーリズム・・・本書はこれを詳細に分析し、こうした現代的な観光に迫ります。ファン自身をも変える「力」をもつファンツーリズムは、読者のみなさんが観光研究の広さに気づくきっかけになるでしょう。
「コンテンツツーリズム」や「聖地巡礼」という言葉を聞いたことがありますか。「人」をコンテンツとする観光形態である「ファンツーリズム」も注目されています。これらは新しい現象、いまどきのブームのように言われることもありますが、そもそも観光は、時代とともにその形を変え、古くからその時代ごとの「コンテンツ」を対象の一つとしてきました。コンテンツツーリズムやファンツーリズムは、観光の本質としては変わらないものです。では何がこれまでと違うのでしょうか。
憧れの俳優、応援するアイドルのコンサートやイベントに参加するために移動するファンツーリズム・・・本書はこれを詳細に分析し、こうした現代的な観光に迫ります。ファン自身をも変える「力」をもつファンツーリズムは、読者のみなさんが観光研究の広さに気づくきっかけになるでしょう。
幸田 麻里子(コウダ マリコ)
流通経済大学 社会学部国際観光学科准教授
臺 純子(ダイ ジュンコ)
比治山大学 現代文学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
はじめに
第一章 変化し、多様化し続けるコンテンツ
-江戸時代の道中記から、現代のアニメ、アイドルへ-
1.時代の変化を反映したコンテンツと観光
2.アニメ聖地巡礼から2.5次元まで
(1)アニメ聖地巡礼を創めた人たち
(2)アニメ聖地巡礼研究の動向
(3)コンテンツツーリズム研究の動向
3.ファンツーリズム研究創始に向けて
第二章 ファンとファン行動
-多様化するファン、グループ化するファン-
1.ファンの現代的様相
(1)ファンとファンの対象
(2)ファングループの形成
(3)ファン行動
2.ファン行動の実態
(1)ハワイコンサート参戦の記録から
-ファン行動の実態分析①-
(2)ファンの8年間をたどる
-ファン行動の実態分析②-
(3)ファン対象に誘引されるファン行動