名古屋大学出版会
〒464-0814 名古屋市千種区不老町1 名古屋大学構内
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FAX 052-781-0697
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設 立 1982年(昭和57年)6月
組 織 一般財団法人
会 長 杉山 直
理事長 西澤泰彦
専務理事 橘 宗吾
職員数 9名
名古屋大学出版会は、1982年(昭和57年)6月、任意団体として設立された。名古屋大学をはじめ中部地方の各大学における研究成果である学術図書の刊行、学術国際協力、大学の社会開放の諸事業を行い、中部地方の、さらにはわが国の学術・文化の振興に寄与することを目的として、1985年(昭和60年)3月に財団法人組織となった。
1989年(平成元年)より公益事業として名古屋大学出版会学術図書刊行助成を開始した。
1993年(平成5年)には、名古屋大学広報プラザを建設し、名古屋大学に寄附するとともに、この施設の一階に事務室を置き、出版活動の拠点としている。
2012年(平成24年)、公益法人制度改革にともない、一般財団法人となった。
出版事業は順調に推移し、2022年(令和4年)には創立40周年を迎えた。記念事業として「リ・アーカイヴ叢書」の刊行を開始した。
創立以来の学術図書の総発行点数は1,000点を超え、近年では年間36点前後の新刊を刊行している。
名古屋大学出版会の刊行物は、創立以来数多くの出版賞を受賞している。また、1999年(平成11年)には梓会出版文化賞特別賞を受賞し、2006年(平成18年)には、「学術分野での先駆的出版活動」が認められて中日文化賞を受賞した。新聞や雑誌の書評欄においても、刊行図書が頻繁に取り上げられ高い評価をえている。ここでは、主な受賞図書と最近の刊行物のいくつかを紹介する。
〈最近の受賞図書〉
第38回大平正芳記念賞、五十嵐隆幸『大陸反攻と台湾―中華民国による統一の構想と挫折―』/第43回日本出版学会賞奨励賞、第38回渋沢・クローデル賞本賞、中村督『言論と経営―戦後フランス社会における「知識人の雑誌」―』/第43回アジア経済研究所発展途上国研究奨励賞、堀内義隆『緑の工業化―台湾経済の歴史的起源―』/第18回日本人口学会賞普及奨励賞、安元稔『イギリス歴史人口学研究―社会統計にあらわれた生と死―』/2022年度第16回企業家研究フォーラム賞、田中智晃『ピアノの日本史―楽器産業と消費者の形成―』/第42回アジア経済研究所発展途上国研究奨励賞、佐藤創『試される正義の秤―南アジアの開発と司法―』/第10回三島海雲学術賞、第36回大平正芳記念賞、関智英『対日協力者の政治構想―日中戦争とその前後―』/第1回租税法学会賞、本部勝大『租税回避と法―GAARの限界と解釈統制―』/第16回樫山純三賞、蒲豊彦『闘う村落―近代中国華南の民衆と国家―』/第33回アジア・太平洋賞大賞、杉原薫『世界史のなかの東アジアの奇跡』/第43回サントリー学芸賞、北村陽子『戦争障害者の社会史―20世紀ドイツの経験と福祉国家―』/第5回フォスコ・マライーニ賞、松原知生『転生するイコン―ルネサンス末期シエナ絵画と政治・宗教抗争―』/第18回日本学士院学術奨励賞、第18回日本学術振興会賞、第8回三島海雲学術賞、長縄宣博『イスラームのロシア―帝国・宗教・公共圏 1905-1917―』/第72回芸術選奨文部科学大臣賞、第34回和辻哲郎文化賞、三浦篤『移り棲む美術―ジャポニスム、コラン、日本近代洋画―』など。
〈最近の刊行物〉
佐藤彰一『フランク史Ⅱ メロヴィング朝の模索』、榎本修『ローヤリングの考え方―法律相談・受任から交渉・ADRまで―』、呉羽真・伊勢田哲治編『宇宙開発をみんなで議論しよう』、杉本史子『絵図の史学―「国土」・海洋認識と近世社会―』、東栄一郎/飯島真里子他訳『帝国のフロンティアをもとめて―日本人の環太平洋移動と入植者植民地主義―』、サラ・ロレンツィーニ/三須拓也ほか訳『グローバル開発史―もう一つの冷戦―』、ロバート・スキデルスキー/鍋島直樹訳『経済学のどこが問題なのか』、ニコル・ルメートル/佐藤彰一他訳『村の公証人―近世フランスの家政書を読む―』、岡本隆司『明代とは何か―「危機」の世界史と東アジア―』、松本敏郎他『みんなのFortran』、名古屋大学編『名古屋大学の歴史 1871~2019 上・下』、阿部武司『日本綿業史―徳川期から日中開戦まで―』、井上正夫『東アジア国際通貨と中世日本―宋銭と為替からみた経済史―』、西澤邦秀編『詳解テキスト 医療放射線法令[第4版]』、多賀茂『概念と生―ドゥルーズからアガンベンまで―』、前田廉孝『塩と帝国―近代日本の市場・専売・植民地―』、西平等『グローバル・ヘルス法―理念と歴史―』、藤井淑禎『水上勉―文学・思想・人生―』、堀井優『近世東地中海の形成―マムルーク朝・オスマン帝国とヴェネツィア人―』、木俣元一『ゴシック新論―排除されたものの考古学―』、庄司智孝『南シナ海問題の構図―中越紛争から多国間対立へ―』、大場裕一『世界の発光生物―分類・生態・発光メカニズム―』、A・リード/太田淳他監訳『世界史のなかの東南アジア 上・下 ―歴史を変える交差路―』、吉澤誠一郎『愛国とボイコット―近代中国の地域的文脈と対日関係―』、谷村省吾『量子力学10講』など。
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