WEB大学出版第49号をお届けします
ご一読下さい
《 特 集 》
学術情報の発信
自らの研究成果を世に問いたいという研究者が増える一方で、出版社がこの期待に応えられていないのもまた事実です。
「優れた学術書を世に出したい」という志をもちながらも、「採算が合わない」という現実の前に、大学出版部は苦悩してきました。その打開策として、助成金の交付を受けた上での出版という方法があります。読者層が限定され、発行部数も少ない学術書が生き残っていくための手段の一つといえるでしょう。
また、出版事情が厳しいといわれるなか、インターネットによる情報発信が研究者にとってきわめて有効なものとなっています。学術情報を多くの人が活用することのみを目的とするならば、何も紙媒体の本でなくてもよい、ともいえます。しかし、本を出版するということには、それだけにとどまらない意味があります。
いま、学術情報を発信する研究者と出版社、そのための媒体(本とインターネット)に変化の兆しが訪れつつあります。この両者間にある大きな隔たりを埋める議論は、これからも活発にしていかなければならない問題です。
《 INDEX 》
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〈 能楽の四季 夏 〉
*能舞台の下の大甕:中西 通
〈 特 集 1〉
*学術情報とオンライン・ジャーナル:潮木 守一
〈 特 集 2〉
*これからの学術情報流通におけるインターネットの役割:岡本 真
〈 特 集 3〉
*「助成出版すゝめ」序説:堀井 健司
〈 読書の周辺 〉
*待たれる全国「名書」鑑評会:斎藤 和明
〈 科学する目 2〉
*生物の種類:青木 淳一
〈 歩く・見る・聞く知のネットワーク 22 〉
*東北大学附属図書館とその付近:鴨池 治
*大学出版部ニュース
〈 製作の現場から[24]〉
*フロッピーの中を見てみよう
〈 デジタル出版最前線[2]〉
*編集者がパソコンを扱うのは…
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